薬剤師から畑違いの建設業界へ
株式会社タナカ鋼建工業
田中基稔
鋼構造物設計施工/JFEメタルビルシステム建設設計施工/一般建築設計施工


現在の役職と仕事内容を教えてください
役職はまだなくて、 常務か専務かわからないけど今後役職につくかもしれないです。
会社の事業内容としては建物のいわゆる柱や梁といった骨組みを、鉄を使って作る仕事というか、 その材料の加工、鉄に穴を開けたり切ったり、溶接したり、部品をいろいろ取り付けたりというのがメインになります。 家とかビルっていうよりは、 倉庫系がほとんどです。
仕事内容としては、営業というよりかは会社の事務所で図面を描いたりが多く、 もちろん工場の人手が不足しているときとか、 繁忙期はたまに工場に出て、外で仕事したりすることもあります。
入って1~2年目は外に出ることも多かったですが、3年目ごろから、基本中で図面を描いたりとかが多くなりました。

薬剤師から建設の仕事へ
今の仕事をやろうと思ったきっかけは何ですか?
もともと薬剤師をしていて、 8年目ぐらい働いたときに、両親、というか社長から「帰ってこないか」「お前が好きにしていいけど、 ちょっと考えてみらんか」と言われました。
薬剤師の仕事は好きだったけど、 未練というか、 離れたくないなっていうのは特にはなくて、もう結構軽い気持ちでというか、 あんまり深く考えずに帰ったという感じです。
これがもし15年20年とか薬剤師してて、ある程度愛着が湧いている状態だったら帰ってきてない可能性もあったんですけど、 まだ10年経ってないっていうところが大きかったですね。

建築に関して全く分からない状態で・・・
仕事で大変だったことは何ですか?
やっぱり前の職種と畑違いな仕事というところが一番大変です。
以前の仕事は薬の名前を覚えて、作用の仕方を覚えてとか、 ひたすら暗記という部分が多かったのですが、今やっている仕事って使う頭がまた違うというか、考えなきゃいけない部分が多いですね。
そもそも建築に関して全く分からない状態で、専門用語ももちろん分からないし、 どういう風に建物が建つとかも分からない。
どうやって作られるのか知るようになるまでは、 とにかく現場で見ながらちょっとずつ覚えてというところが大変でした。

仕事で一番やりがいを感じるのはどんなときですか?
自分が少しでも関わった建物、例えば材料を発注したりとか、図面にちょっと関わっただけでも、最終的に建物が完成したのを見た時に、 やっぱりすごいなというか、やりがいのある仕事だなと思います。
あとは基本的に外に体を動かすのが好きなので、 みんなと汗かいてワイワイ言いながらやるのはすごく楽しいです。

働きやすい会社を目指して
今後の目標や展望を教えてください
会社としてはこの業界ってめちゃくちゃ人材不足で、うちの会社も平均年齢が今47~8歳で、 人数も13~4人しかいません。
今求人活動をここ数年すごく頑張ってるんですけど、 なかなか人が入ってこないです。
なのでそういう待遇というか、 福利厚生とかも含めて会社として、 今の時代にあった今の若い子たちが求める福利厚生というのを実現していきながら、働きやすい会社を目指していきたいです。
個人的にはまだ資格をやっと2つ目を去年取ったぐらいで、この業界は資格がたくさんあるので、いろいろ勉強していきながら、一個ずつ資格を取っていきたいなっていうのが、 今一番の目標です。
PROFILE

株式会社タナカ鋼建工業
田中基稔
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